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【アート 美】生誕150年 横山大観展 墨一色が語る壮大な生々流転

「生々流転」(部分) 1923(大正12)年 東京国立近代美術館蔵 重要文化財
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 近代日本画の大家といえば横山大観を思い出す人は多いだろう。明治から昭和の激動期を生き、人物画から風景画、巻物まで多くの名作を残した巨人でもある。生誕150年と没後60年を記念して、東京国立近代美術館で大規模な回顧展が開かれている。

 今回の目玉作品となっているのが40・7メートルに及び、日本の著名な近代の画巻では最長とされる「生々流転(せいせいるてん)」だ。山間の雲が一粒の滴となり、地に落ちて渓流となり、やがて大河となって、最後には海へと流れ、竜巻となって天に昇る。画面には木こりや漁師が小さく描かれ、山里には人家もある。自然や人間の営みを水の一生にたとえ、確かな水墨技法で光や空気を感じさせる深みのある作品を生み出した。大正時代の円熟味を増した50代半ばの作品。

 「大観、畢生(ひっせい)の大作。壮大なドラマと墨色の美しさは見るものを圧倒する」と同館の鶴見香織主任研究員。

 この作品が東京で一般公開された日に関東大震災が起こったが、損傷を免れた。そんな幸運のエピソードを持つ。

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