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【主張】昭和の日 時代の意義を伝え続けよ

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 「ああ昭和食えない食える食い飽きる」。平成17年の本紙「テーマ川柳」欄に載った句で、昭和時代における国民の食生活の激変ぶりを、動詞の活用をなぞるような形で見事に捉えている。

 ことほどさように昭和は、歴史上まれにみる激動の連続だった。これほど明確に印象づけられた時代がかつてあったろうか。

 昭和の幕開け早々には世界恐慌に直撃され、やがて戦時色を強めながら先の大戦へと突入し、敗戦に至る。直後の荒廃と窮乏からみるみる復興を果たすと、高度経済成長によって世界有数の経済大国へと発展した。「昭和元禄」の呼び名に象徴されるような平和と繁栄を享受したのである。

 昭和天皇の崩御で平成を迎え、30年がたった。昭和以前の生まれはおよそ4人に3人となったが、その人たちが今でも特別の感慨をもって昭和時代を語るのは、戦争による甚大な犠牲や戦後の国民の努力が現在の日本の礎となっているからに違いない。

 「昭和の日」には、あらためてそのことを深く胸に刻みたい。

 一方で、昭和が遠ざかっていく寂しさを感じることも多いのではなかろうか。来年4月30日の天皇陛下の譲位に続き、5月1日には皇太子さまが即位され、平成に代わる新しい元号が始まる。昭和への郷愁がいやがうえにも増し、あの時代の空気を今一度吸ってみたいとの思いにも駆られよう。

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