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【春の褒章】紫綬褒章 囲碁棋士、小林光一さん「今になって、碁は面白い」

紫綬褒章を受章した囲碁の小林光一名誉棋聖(三尾郁恵撮影)
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 プロ入り52年目にもたらされた栄誉に「師匠(木谷実九段)と同じ章をいただけるのは感慨深い」と満面の笑みを浮かべた。

 周囲の薦めで、12歳で北海道旭川市から上京し入門したが、練習対局で先輩棋士の加藤正夫名誉王座や、4つ年下の趙治勲名誉名人に負け、プライドは粉々に。「自信満々で乗り込んだけど、えらいところへ来ちゃったなと」

 地元に帰されたくない一心で猛勉強し、14歳でプロ棋士に。同門の趙名誉名人との対決はタイトル戦で10度、通算129対局と歴代最多だ。「(強くなれたのは)治勲さんのおかげ」。十段5期など獲得タイトル60期は歴代3位。棋聖・名人・碁聖で5連覇以上し、七大タイトル初の「名誉三冠」を名乗る。

 早い時期からコンピューター囲碁ソフトとの対局に臨み、毎朝1時間、ソフトの戦法を研究する。「呉清源(ご・せいげん)九段が引退後も研究されているのが不思議だったが、今になって分かった。碁は面白いよ」。今も魅了され続ける。65歳。(文化部 伊藤洋一)

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