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【話の肖像画】群馬県草津町長・黒岩信忠(3)「銀座」湯畑の駐車場を撤去

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【話の肖像画】
群馬県草津町長・黒岩信忠(3)「銀座」湯畑の駐車場を撤去

 まだ町議のころに北山先生の講演を聞き、発想が素晴らしいと思いました。町長に就任し、迷うことなく「一緒にまちづくりを進めたい」と。アポを取るのが大変で、講演を主催した銀行に頼んだら「なかなか会えない人ですよ」。その後、何度もお願いして、ようやく話をする機会を得ました。北山先生は最初は気乗りしていないご様子でしたが、何かの折に草津町の知名度やブランド力を知ったようで、取り組んでくださることになりました。

 〈再整備のテーマは「100年先にも通用するまちづくり」。首都圏にはない、独創的な風景を目指した〉

 目指したのは質の高い草津です。私がやっているのはマーケティングであり、ブランディングです。草津はもともとブランド力はありますが、それをより高める。そうすれば消費単価も上がる。これで、旅館業を底上げした。地方の人ほど東京の延長をしようとしますけど、それは大きな間違い。都会にはない集合体と新しい景色をつくろうと思いました。100年前の街並みというと、昔々の田舎という景色が想像されるが、レトロの中にもおしゃれ感と華やかさを演出しました。

 〈反対の声もある中、駐車場を廃止。跡地には26年までに、伝統的な建築様式を踏まえた「御座之湯」と観光拠点となる「湯路広場」を完成させた〉

 構造物にこだわって、鉄筋コンクリートの方が安かったが、高価な木材を使用しました。お客さまを呼び戻して利益を生み出すため、国の補助金や交付金を最大限活用し、集客につながる温泉などに徹底して資金を投入した。思い切った手法に当初は猛反対されましたが、必ず草津を再生させてみせる、という強い思いがありました。(聞き手 吉原実)

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