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【話の肖像画】群馬県草津町長・黒岩信忠(2)湯畑から東京の一等地へ

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政治家を目指す人は秘書として経験を重ねてきた人が多く、明確な目標を持っているのでしょう。でも、私はそんな大それたことは考えなかった。何となく政治が好きで、周囲に「あんたならできる。やれ」と背中を押されて町議選に出馬してしまった。自信はなかったんですけど、トップ当選しました。

 そして、35歳で町議になると、この町を何とかしたいという情熱がわいてきました。

 〈町議を7期務め、議員定数削減などを主導。平成22年の町長選に出馬した〉

 前町長が任期満了を迎えたとき、私は出馬する気がなかったんです。家族には、これで政治家から足を洗うと伝え、自分も商売に専念するという決意を持っていました。

 ただ草津には、昔から派閥がありました。旅館は2つの派閥に分かれ、どちらかに属していないと取引さえしてもらえないという厳しい事情があった。私が町長に就任する以前も、旅館が身売りするとか、そんな話があちこちにあった。「この窮状を何とかできるのは黒岩しかいないだろう」と、周囲が期待してくれました。

 草津町は結構、封建的なところです。歴代町長は全員、旅館関係の出身だった。それに私は中卒で、門閥もない。私みたいなのが、町長になるのは許されないと思っていた。けれど、だからこそ反発心があったんです。(聞き手 吉原実)

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