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最大の肉食恐竜頭骨が国内に 「水中生活の謎、解明進みそう」

寄贈されたスピノサウルスの頭骨の化石=平成30年3月12日、東京都世田谷区の成城学園(草下健夫撮影)
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 約1億年前の白亜紀に北アフリカに生息した史上最大の肉食恐竜「スピノサウルス」の頭骨の化石が成城学園(東京)に寄贈された。国内での所蔵は初めてとみられ、謎が多い生態の解明に役立つという。

 化石は長さ約1・3メートルで、状態は極めて良好。スピノサウルスの頭骨は世界で10~20個ほどしか見つかっていないとみられ、国内には一時的な貸し出しを除いて存在しなかった。

 寄贈したのは古生物研究に取り組む宗教学者の十津(とづ)守宏さん(44)。「こんな生き物がなぜ存在し、消えていったのか子供たちに考えてほしい」と、モロッコで見つかった化石を購入し母校に贈った。

 スピノサウルスは体長約15メートルで、最強の恐竜として有名なティラノサウルスよりやや大きい。1912年に発見されたが、第二次大戦で主要な化石が焼失したため「謎の恐竜」とされる。近年の研究で、恐竜では例のない水陸両方で生活し、魚を食べていたとの見方が強まっている。

 国立科学博物館の真鍋真センター長(古生物学)は「非常に貴重な化石だ。脳の形を調べると、水中生活の謎などの解明が進みそうだ」と期待を寄せる。(草下健夫)

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