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【大学ナビ】新入生に贈る言葉 夢追求し未来切り開こう

早稲田大学・鎌田薫総長(関厚夫撮影)
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 新学年がスタートした。大学入学という門出にあたって期待を胸にしている人もいれば、不安を抱いたり、受験時の失敗を少し引きずっていたりする人もいることだろう。そんな新入生たちに対して大学のトップはどのようなメッセージを送るのだろう。大学を巡り歩いたところ、そこには激励や希望、成長するためのヒントがぎっしりと詰まっていた。(編集委員 関厚夫)

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 ◆早稲田大学

 「こうした大きな歴史的転換点にあって、とりわけ人材以外にさしたる資源をもたないにもかかわらず、深刻な少子高齢化が進行するわが国においては『人づくり』こそが社会の発展の決め手であるという本学の建学の理念を思い起こし、それを現代社会に適合的に活(い)かしてゆくことが求められているように思います」

 1日午後、東京都新宿区の大隈記念講堂。法学部と大学院法学研究科の入学式で鎌田薫総長はそう述べた。「大きな歴史的転換点」とは「グローバル化とデジタル化の急速な進展に伴う産業構造・社会構造の劇的な変化」とその結果、もたらされる経済格差の拡大や地域紛争、環境破壊など地球規模の課題のこと。そして式辞はこう締めくくられた。

 「新入生の皆さんが、長い歴史と伝統の中で本学が培ってきた知的・文化的資産と優れた教育・研究環境を自ら進んで活用するとともに、多様で個性豊かな学友たちとの親交を深めることで、これからの長い人生の最も重要な基礎となる知恵と、志と、実行力・人間力を身に付けるとともに、互いに理解し合い、刺激し合える生涯の友を得て、実り多き学生生活を送られることを祈念して私からのお祝いと歓迎のご挨拶(あいさつ)とさせていただきます」

 式に出席した法学部の津幡真衣さん(18)は「早大は学ぶ環境がすばらしく、ここで自分を存分に伸ばしたいです」。またパリ大から法学研究科に入学した小島真明久さん(25)は「日本や東南アジアの知識や世界観、さらには早大がもつ批判精神を学ぶつもりです」と話していた。

 ◆学習院大学

 「授業内容を理解できるまで考えたり調べたりすることをきっかけとして、自分に固有の関心を形成する。ほかのだれとも同じではない知的な関心を持ち続けることが重要なのです。別の言い方をすれば、セットメニューではなく、アラカルトメニューの授業時間割を組んで学びながら、オリジナルな考えを形成するように努めるべきです」

 3日午後、学習院創立百周年記念会館正堂(東京都豊島区)。大学でのどのような学びが社会人としてのキャリアに役立っているのか-。その答えとして、井上寿一学長が大学院人文科学研究科と文学部の新入生に説いた3つのアドバイスのうちの一つである。

 「皆さんも今、この場からスタートしましょう」。井上学長がそう呼びかけた後、総代を務めた文学部心理学科の木村菜々子さんは力強く宣誓した。

 「学習院大学での経験によって知識を深め、広い視野で物事を考える力、そしてあらゆる問題に柔軟に対処する力を養い、これからの日本を担うにふさわしい人間になれるよう努めてまいります」

 ◆専修大学

 「日本が近代国家に突入するときに、西洋の法制度や文化や教育制度が入ってまいりました。そのときに日本の文化や価値観が壊れずにうまく日本なりにかみ砕いて、近代社会に突入できたのは日本に柔軟な文化的な構造があったからです。それを支えたのは藩学であり、寺子屋です。現在では私学が、日本の国がつぶれないようなバネをもつ人材を育てる責任をもっています」

 日本武道館(東京都千代田区)で新入生を一堂に集めた入学式が行われたのは5日。日高義博理事長は祝辞で私学の役割についてそう強調した。そして「自らが『もうできない』と思ったら本当にできません。しかしできると信じれば、必ず道は拓(ひら)かれます」と激励し、こう結んだ。

 「人間は生まれたからには必ず自分が果たさなければならないミッションがあります。その夢を追求し、自分の可能性を追求して卒業するときには、自分は十分に『社会知性の開発』を担うべき人材だと胸を張るような学生になっていただきたい」

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