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【原発最前線】再処理工場「改善」は本物なのか 原燃に辛辣な規制委

青森県六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場
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 「日本原燃はトラブルの度に管理体制の見直しを言ってきたが、今回はどう違うのか」。4月4日、使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)などの施設の「保守管理状況が改善した」と説明する日本原燃の幹部に対し、原子力規制委員会の定例会合で厳しい声が浴びせられた。長年の点検漏れが昨年発覚し、審査が中断されていた再処理工場。この場で審査再開を求めた原燃の「改善」の内実が問われることになる。(社会部編集委員 鵜野光博)

ずさん管理、相次ぎ発覚

 昨年8月、再処理工場の非常用電源建屋に約800リットルの雨水が流入するトラブルがあり、流入部が確認できる点検口が平成15年の設置以来、14年間一度も開けられていなかったことが発覚。巡視・点検日誌には「異常なし」と記入されており、規制委から保安規定違反とされた。

 ウラン濃縮工場(同村)でも点検漏れなどずさんな管理が明らかになり、原燃の工藤健二社長は10月、「核燃料を扱う企業として、プラント全体の把握が不足していた」として、審査対応を中断して所有施設の総点検を行うことを規制委の会合で表明していた。

 今年4月4日の会合で工藤社長は、屋内外の全設備を把握し状態を確認する「全数把握活動」の中で、安全上重要な設備について確認を終了したと報告。雨水が流入する建屋貫通部を再調査し、非常用電源建屋への流入の原因分析も完了したと総括した。その上で、「改善活動は着実に進んでいると実感している。この状況を踏まえ、これまで保留していた再処理事業などの補正申請を準備ができ次第提出し、審査の再開をお願いしたい」と要望した。

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