産経ニュース

【知ってる!?】オルニチンの秘密(2)肝機能保ち疲労回復

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【知ってる!?】
オルニチンの秘密(2)肝機能保ち疲労回復

 健康診断で肝機能異常が見つかる人が増加傾向にある。日本人間ドック学会が平成27年に全国約700の医療機関を対象に実施した調査では受診者の33・2%に上り、生活習慣病では高コレステロールに次いで多いことが分かった。この30年間で3倍に増えており、何らかの異常を抱える人は100万人以上と推定される。

 肝機能異常の原因はアルコールの過剰摂取だけにとどまらない。若い世代を中心にした食生活の欧米化や運動不足、ストレスも危険因子とされる。生活習慣が乱れると、肝臓の機能が低下し、疲労の原因物質の一つであるアンモニアを無毒な尿素に変換する代謝機能が働かなくなり、全身疲労や免疫低下、肌荒れなどの一因にもなる。

 アンモニアを尿素に変換しする肝臓の働きは「オルニチンサイクル」と呼ばれている。アミノ酸の一種であるオルニチンは、このサイクルを活発化させ、肝臓本来の機能を保つ作用があり、アンモニアを除去することで、疲労の回復を促進する効果があると考えられている。

 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、多少のダメージがあっても自覚症状がなかなか現れにくい。世界で初めてオルニチンの発酵法による工業生産に成功した協和発酵バイオの研究員は「普段から肝臓の声に耳を傾け、オルニチンを効果的に摂取してほしい」と話している。(取材協力 協和発酵バイオ)

関連ニュース

「ライフ」のランキング