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森山大道さん「文芸コラボ」 写真と言葉の異種格闘技

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森山大道さん「文芸コラボ」 写真と言葉の異種格闘技

『Daido Moriyama: Ango』(英語版)から。 It was the cherry tree forest〈それは桜の森でした。〉 『Daido Moriyama: Ango』(英語版)から。 It was the cherry tree forest〈それは桜の森でした。〉

 町口さんは、毎年秋に開かれる世界最大の写真フェア「パリ・フォト」に合わせて森山さんの写真集を制作し続けている。「写真+文学」シリーズは、太宰治、寺山修司、織田作之助に次ぐ4作目だ。文章の横組みは多言語の翻訳に対応するため。英語、フランス語、中国語…。

 「海外から続々と翻訳のオファーが来る。写真は言葉の壁を越えていきますが、意外に言葉だって違う越え方をしていきますね」(町口さん)

姉の俳句と

 森山さんの姉で俳人の内田美紗さんの俳句と森山作品を合わせた『鉄砲百合の射程距離』(月曜社)は作家の大竹昭子さんの企画で誕生した。順番も組み合わせもすべて大竹さんが選び、時には写真に文字を載せてしまったりもした。「組み合わせを考えるとき、句を書いた短冊を作って写真の上に置いていった。そのまま本にした感じです」と大竹さん。

 大竹さんは、「切れ味のいい刃物みたいな」内田さんの俳句を知った10年以上前から、共演のアイデアをあたためていた。「いい作品には、いろんな感情を刺激される。写真だけのもの、文字だけのものとは違う空間を作りたいと思わされた」と話す。

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