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高額抗がん剤に分割使用指針 厚労省が手引書 安全性考慮「2回まで」 薬剤費圧縮見込む

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 厚生労働省が「オプジーボ」などの注射用抗がん剤の複数回使用に関する手引書を策定したことが15日、分かった。使用回数を「2回まで」と定めた。ガラスなどの瓶にゴム栓をした容器(バイアル)に入った抗がん剤を使用した後の残液は廃棄することが多いが、医療費が財政を圧迫する中、高額の抗がん剤の複数回使用により、薬剤費圧縮の効果が見込まれる。

 複数回使用する医療機関が一定数ある中、厚労省が手引書をまとめたのは初めて。安全性に配慮した上で指針を示した形だ。

 手引書によると、対象はバイアルを開けても保管期間内に有効成分が分解しないなどの「安定性」が見込まれる製剤に限るとした。対象薬の種類は各病院で事前に決定しておくことを求めており、無菌調製を行う。3回以上使用した場合、抗がん剤の漏れる量が増える可能性があり、使用回数は2回までと定めた。

 抗がん剤の中には発がん性が証明されたものがあり、抗がん剤を扱う医療従事者の染色体異常も報告されている。このため液体の抗がん剤は慎重に扱う必要があり、手引書では閉鎖性の高い「曝露防止用閉鎖式薬物移送システム」の使用が望ましいとも明記した。

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