PR

ライフ ライフ

【聞きたい。】須田泰成さん 『蘇るサバ缶 震災と希望と人情商店街』 店が人をつないだ支援の軌跡

「蘇るサバ缶 震災と希望と人情商店街」の著者、須田泰成さん=3月27日、東京都世田谷区(藤井克郎撮影)
Messenger

 東京都世田谷区の経堂(きょうどう)といえば、下北沢と成城の間にあるというくらいで、これといったイメージのない人も多いことだろう。それがこんなにも人情に厚い街とは知らなかった。

 「戦後、近くの砧に東宝スタジオがあることから映画人が住み始め、文化の雰囲気が出てきた。家族経営の小さなお店が多く、お店が人をつなぐ装置になっている。顔の見える関係性で繰り返し人が集まってくると、人情味が生まれるのかもしれないですね」

 平成23年に発生した東日本大震災で、宮城県の小さな水産加工会社、木の屋石巻水産は大きな打撃を受けた。本社も工場も津波で壊滅し、保管してあった100万個の缶詰は泥まみれになった。それらを一つ一つ手で洗い、義援金という形で販売協力したのが経堂の商店街だった。

 中心になって尽力した立場として、これまでの活動の軌跡を振り返ったのがこの本だ。「新聞やテレビなどで取り上げてくれて売り上げも伸びたが、被災地への関心は年々減っていく。風化させないためにも、手にとって一通りわかるものが必要だと思いました」と出版の意義を語る。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ