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【アート 美】ウィリアム・クライン「写真都市展」 東京五輪から50年…再びカオスを目にしたいと日本へ

ウィリアム・クライン+TAKCOM「ウィリアム・クライン+TAKCOM,2018」より、「Brooklyn」を映しだした場面(部分、黒沢綾子撮影)
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 都市の諸相をとらえた写真家はあまたいるが、都市の猥雑(わいざつ)でエネルギッシュなイメージ、都市を疾走し彷徨(ほうこう)するイメージを思うとき、ひとりの巨匠の名に行き着く。今月90歳になるウィリアム・クラインだ。東京で開催中の企画展「写真都市展-ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」に合わせて、このほど来日。本人の記憶によれば約30年ぶりという。

 米ニューヨーク生まれ。仏パリで絵画を学び、ファッション写真でデビュー。最初の写真集「ニューヨーク」(1956年)でいきなり世界に衝撃を与えた。

 ざらついていても、ブレていても、ボケていてもお構いなし。激しい明暗も斬新なフレーミングも、街に分け入り徘徊(はいかい)するクラインの視覚体験をそのまま伝えているようで楽しい。

 ニューヨークの次はローマ、モスクワ、東京、パリへ。かつてクラインはこう言っている。「カメラを持って都市に出ると、あらゆるものが私を興奮させる」。とりわけ61年に初めて訪れた東京はクラインにとって、夢中になるが全く解釈できない「未知の世界」だったようだ。「私は本能と感覚に従い、ただただ東京を見つめるしかなかった」(「東京」64年)

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