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【ゆうゆうLife】ある老健の試み(下)在宅介護は家族支援と自立支援 重度も、長時間も、発熱も

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 認知症の親を介護事業所に通わせたくても、症状によっては事故を恐れる事業所から断られてしまうケースは珍しくない。利用できても、転倒を恐れて「車いすから立たないで」となると、家族には不満がつのる。事業所にすれば訴訟を招きかねない事故の防止は最優先だが、それでいいのか。先週につづき、埼玉県春日部市の介護老人保健施設(老健)「しょうわ」の取り組みを紹介する。(佐藤好美)

転倒リスクも覚悟

 同市に住む小川恵子さん(64)=仮名=は、若年性アルツハイマー型認知症の夫(66)の介護を始めて、パートの仕事を辞めた。夫は転倒しやすいのに、立ち歩くので目が離せない。日中は介護施設などに通うことを考えたが、特別養護老人ホーム(特養)では「落ち着いていられないので無理です」と断られた。また、認知症を専門にする「認知症疾患医療センター」に指定されている県内の病院では、夕方まで過ごせるはずが、昼には「帰りたいみたいです」と、迎えを求める電話がきてしまった。

 小川さんは「じっと座っていられないと行くところがないんだ、と思いました。でも、精神科病院などに入院させ、拘束されてしまうのもつらかった」と振り返る。

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