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【健康カフェ】(122)肥満と減量 高齢者はフレイルに注意

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 糖尿病と高血圧の治療で通院する70歳の男性は、体格指数(BMI、体重キログラム÷身長メートルの2乗)が25を超える肥満です。若い頃からテニスが好きで続けていたのですが、近年は足の痛みなどで少し遠ざかっていました。半年前に糖尿病の数値が悪化したことをきっかけに、減量しようと一念発起し、食事内容を見直すとともに、テニスを再開。少しずつ体重が減ってきていますが、「筋力が弱っていて思い通りにテニスができない」と、ジムでの筋力トレーニングも始めたそうです。

 高齢者では小太りの方が長生きするといわれますが、小太りのBMIは23~24・9で、25以上の肥満は小太りではありません。肥満は糖尿病によくありませんので、男性が減量を始めたのは良いことです。ただし、高齢者がやみくもに減量すると、筋肉量や骨密度も落ちてしまい、要介護の危険が高いフレイル(虚弱)になる可能性があります。

 米国で65歳以上の肥満者160人を対象に、食事による減量プログラムと運動療法を半年行った後の筋量や骨量の変化を調べる研究が行われ、結果が昨年5月に発表されました。対象者に、減量プログラムに加え、有酸素運動(歩行や自転車など)と筋力トレーニングのどちらか、もしくは両方を併せて行ってもらったところ、どの群でも9%の減量に成功していました。また、運動能力を測るテストの成績は、有酸素運動、筋力トレーニングのどちらかだけを行った人は14%向上したのに対し、両方行った人では21%向上していました。

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