PR

ライフ ライフ

トキの放鳥順調 新潟・佐渡、11年目で290羽に 野生への定着に向け住民サポート

止まり木で羽を休めるトキ=佐渡市(NPO法人「トキの島」提供)
Messenger

 国の特別天然記念物トキの佐渡島(新潟県佐渡市)での放鳥事業は今年で11年目を迎え、地域住民の協力もあって順調に進んでいる。乱獲などの影響で国内から一度は姿を消したものの、島内に現在生息するトキは、環境省によると推定で約290羽。繁殖期に入り、6日現在で34ペアの営巣が野生下で確認され、このうち野生下で生まれた「純野生」同士は7ペアを数える。もっとも、野生への本格的な定着には継続的な環境整備が欠かせず、住民がトキがすむ里山で餌作りの活動を続けている。

 佐渡島の玄関口の一つ、両津港から車で約10分の山中。背丈を超える雑草や竹林が生い茂る。「近くにトキのねぐらがある。鳴き声もよく聞こえるよ。カラスに似ているんだ」。地元のNPO法人「トキどき応援団」の理事長、計良武彦さん(78)が向かいの林を指さす。3月7日。澄んだ青空の下、メンバーらは餌場を広げる一環として竹や草を刈る作業を始めた。

 活動を始めたのは約15年以上前。新潟大の専門家らと連携し、雪が多い時期を除き月1回程度、餌場作りに取り組んできた。県や市の補助金、企業の支援を受け、これまでに少なくとも6千平方メートルを整備した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ