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日本も抗菌薬規制を強化 耐性菌対策、畜産分野でも

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 欧米ではこうした動きに注目し、家畜への抗菌薬の使用低減を積極的にアピールする食品企業も出ている。宮城島さんは「消費者が企業を選ぶきっかけになる。それで少しずつ社会をシフトさせていければ」と話す。

 ◆使用は慎重に

 日本政府は平成28年、薬剤耐性菌に対する行動計画を策定。動物用の抗菌薬についても「慎重な使用の徹底」をうたい、家畜の耐性菌を削減する数値目標を定めた。農林水産省は、食品安全委員会が「人へのリスクなし」と評価した抗菌薬以外は、家畜の成長促進に使えないようにすると決めた。

 それで新たに規制されることになったのがコリスチンだ。人の治療では、ほとんどの抗菌薬が効かない多剤耐性菌に効果があるとして最後の「切り札」ともいわれる薬。

 食品安全委は昨年、家畜の成長促進にコリスチンを使うことのリスクを「中等度」と評価。農水省は成長促進の用途での使用許可取り消しを決め、今年7月から施行する。ただし獣医師が使う動物の治療の用途は引き続き認める。

 安全委は、他の抗菌薬についても引き続き評価を進めている。農水省は「人の治療への悪影響を防ぐという取り組みの方向性はWHOと同じ。まずはリスク評価の結果を待ちたい」と話している。

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