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日本も抗菌薬規制を強化 耐性菌対策、畜産分野でも

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 WHOによると、欧州では1990年代に家畜への抗菌薬使用の規制の動きが活発化。欧州連合(EU)は2006年、成長促進目的での使用の全面禁止に踏み切った。WHOは、人の治療に使われる約30種類を「医療上重要な抗菌薬」としてリスト化した上で、昨年11月、これらを家畜の成長促進目的には使わないよう求めるガイドライン(指針)を発表した。

 ◆医療に大ダメージ

 この問題を担当するWHO食品安全・人畜共通感染症部長の宮城島一明医師は「新たな抗菌薬の開発は世界的に停滞しており、今ある抗菌薬を長く使う必要がある」と指摘。これ以上耐性菌がはびこると、医療への大変なダメージになるとして「少なくとも家畜の成長促進目的の使用はやめていくべきだ」と話す。

 だが世界の足並みはそろっていない。EUのような規制積極派がある一方、新興国では経済成長で食肉の需要が増え、畜産での抗菌薬使用量も増加が見込まれている。特に中国、ロシア、インド、ブラジルは10年から30年までに倍増するとの推計もある。

 宮城島さんは「グローバル化が進むと耐性菌も簡単に国境を越える」とし、時間がかかっても世界で共同歩調を取るべきだと強調する。

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