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【ゆうゆうLife】ある老健の試み(上) ビュッフェ、幼児の世話、ビール… 環境整備で意欲喚起 自分らしく生きて死ぬには? 

昼食で幼児の食事の世話をする高齢者。子供も一緒にいるのがこの施設の特徴だ
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 介護の必要な高齢者が、日中を過ごす通所系サービス。事業所によって活動内容はさまざまで、“正解”はない。だが、家族や介護職からは「転倒防止のため車いすから立たせない事業所もある」と不満も漏れる。自分らしく生きて死ぬには何が必要で、また、何がそれを難しくしているのか。利用者の意欲を呼び覚ますため、「生きていくにはリスクもある」という、型破りな事業所を2回に分けてリポートする。(佐藤好美)

                  

 埼玉県春日部市にある介護老人保健施設「しょうわ」の昼食時間帯はにぎやかだ。通いや泊まりの利用者が、歩行器でビュッフェの列に並ぶ。この日のメニューは、カレーライスや南蛮漬けなど和洋折衷。利用者が午前中に作ったマカロニサラダやレーズンパン、すいとんは、またたく間になくなった。

 職員にトレーを持ってもらい、林孝史さん(89)=仮名=は歩行器でテーブルに移動した。しょうわの事業所内保育所に通う幼児2人も同じテーブル。職員は「このあたりには、子供好きの人が座るから大家族の雰囲気。林さんは大人気で、子供たちの“林さん待ち”が出るくらい」という。

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