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【話の肖像画】女流棋士第1号・蛸島彰子(2) 史上初の女性奨励会員に

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 〈高校の制服姿で将棋連盟に通い、男性の中で将棋を指していた〉

 奨励会員の間では、女の私に負けるというのは恥ずかしいといった風潮があったようです。結構、カモにされていたんですが、たまには私も勝ちますよね。仲間内では「蛸島さんに負けたら罰金・髪をそる」という決まりができたようです。

 53年の第36期名人戦七番勝負で、中原誠十六世名人に挑戦した森●二九段が剃髪(ていはつ)で対局に臨み、話題になりました。後で知ったことなんですが、奨励会時代に森九段が私に負けて髪をそったことがあり、それから勝ち出したそうです。負け防止のおまじないになったのでしょうか。

 〈奨励会で学びながら、通っていた高校では将棋部を作った〉

 女学校だったんですが、高校2年のとき、担任の先生に「将棋部を作っていいですか」と聞きました。先生は「女子生徒が将棋を指すかな? 15人ぐらい集まればいいですよ」。必死になってクラスメートに声をかけ、全員に入ってもらいました。

 でも、駒の動かし方を知っている人は1人か2人ぐらいで、ほとんどが将棋を知らない。私が部長になって、とにかく教えました。当時三段だった大内延介九段が何度か学校に教えに来てくださいました。男子校に行って対抗戦をしたりして、楽しんでいました。(聞き手 田中夕介)

●=ふるとりに奚

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