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【びっくりサイエンス】無人機「ガーディアン」が尖閣を飛ぶ日 海上保安庁が関心 豪州まで往復可能

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 もっとも、このガーディアンは14年に防衛省が無人偵察機の導入機種を選定した際、米ノースロップ・グラマン社の「グローバルホーク」と競り負けた過去がある。敗因は最高高度の低さによる安全面での懸念だった。

 それぞれの最高高度は、グローバルホークの約2万メートルに対し、ガーディアンは約1万3700メートル。ガーディアンの方が民間機の飛行高度と近いが、衝突を避けるための安全対策は不十分とされた。

 そのため、ガーディアンの飛行で安全性を確保するためには、事前に航路を設定し、事実上公表しなければならなかった。防衛省関係者は「それでは警戒監視のたびに実施を宣言するようなものだ」と振り返る。

 ただしその後、ガーディアンの機体には、衝突の自動回避装置を取り付けるなどの改良が施された。

 海保はまだ無人偵察機を運用していないが、攻勢の度合いを強めつつある中国などに対抗し、広大な管轄海域を守るためには新しい発想も必要だろう。導入の際は航空法改正が必要になるとみられるが、21年度に航空自衛隊三沢基地(青森県)へと配備されるグローバルホークの導入経費は3機体制で629億円で、これに比べればガーディアンは安上がりだ。防衛省での雪辱を果たした“プレデターの親類”が尖閣の空を飛ぶ日は来るのだろうか。(科学部 小野晋史)

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