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「商品化まで3年」が…既に10年超 「花粉症を治す米」はまだ先

花粉米を収穫するスタッフ。見た目は普通の米と変わらない
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 ご飯を食べるだけでスギ花粉症を治せる-。「スギ花粉症緩和米(花粉米)」のことだ。ただ、「商品化まで3年」と言われてから10年以上が過ぎたのに、いまだに実現していない。「国民病」といわれる花粉症に悩む人には待ち遠しい米だが、商品化はいつなのだろうか。(平沢裕子)

 ◆少量で効果あり

 花粉米は、遺伝子組み換え技術を使ってスギ花粉症の原因物質の一部を、本体部分である胚乳(はいにゅう)に蓄積させた米だ。この米を食べ続けることで体が「花粉が入ってきた」と錯覚し、花粉への抵抗力がつくようになると考えられている。

 アレルギーの原因となるものを少しずつ食べることでアレルギー症状を改善させる治療を「減感作(げんかんさ)療法(経口免疫療法)」と呼ぶが、花粉米を食べることでこの治療を行うわけだ。花粉米は国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)が平成15年に開発した。

 マウスや猿の実験で安全性や効果の確認は終わり、24年度からは人を対象にした臨床試験が行われている。東京慈恵会医大(東京都港区)は、「8週間経口摂取」の臨床試験を26年10月~27年2月に実施。スギ花粉症患者21人を対象に、花粉米(5グラムと20グラム)を食べる群と普通の米を食べる群で差があるかを調べた。

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