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ニホンアカガエル産卵調査 442個確認 埼玉県レッドデータブック危惧種指定

ニホンアカガエルの卵塊の数を調べるボランティアら=15日、北本市荒井(石井豊撮影)
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 埼玉県北本市荒井の北本自然観察公園で、県レッドデータブックで地帯別危惧種に指定されているニホンアカガエルが産卵シーズンを迎えている。同園内にある県自然学習センターが15日に園内で行った3回目の卵塊調査では、49個の新しい卵塊を確認、今季の累計は442個となった。過去2年間は卵塊数が激減しており、同センターは「今後どれだけ増えるか期待したい」と話している。

 ニホンアカガエルは体長5センチほどのカエル。冬眠から目覚め、2月ごろから3月末ごろに田んぼやため池などで産卵。寒い時期に産卵すると暖かくなるまで再び春眠し、雑木林などに移動して過ごす。雑木林や湿地などの水辺環境の悪化とともに減少している。

 卵塊調査は同センターが平成19年に初めて実施。産卵期に週に1回、新しい卵塊を確認する。これまでは23年の2677個が最多で、毎年1500~1700個を確認。1千個未満は20年(770個)のみだったが、28年に682個、昨年は最少の443個と、2年連続で1千個を割り込んだ。

 今年は例年より半月ほど遅い2月28日に初めて卵塊を確認。3月2日からボランティアの協力を得て調査を始め、産卵期間を半月ほど残した15日現在で卵塊数は昨年分とほぼ同数に達した。今後も産卵状況をみながら週に1回ずつ調査を続ける方針。

 同センターの自然学習指導員、早乙女将史さんは「激減した理由は分からない。ニホンアカガエルはつがいで1つの卵塊を生むので数を調べると生息数が分かる。絶滅が危惧され、自然の豊かさを示す生き物でもあり、個体数を把握しておきたい」と話している。

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