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【正論】原発ゼロ法案の落とし穴は何か 国際環境経済研究所理事・竹内純子

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 電気料金だけが理由ではないが、一因となったことは確かだ。ここ2年ほど原油安が続いたが、上昇局面に転じていることは大きな懸念要素である。石油や天然ガスの輸入は、地政学的リスクをはらむ。原子力がなければ、燃料調達の交渉において今以上に足元を見透かされることとなるだろう。

 発電に伴って排出される二酸化炭素(CO2)も大きく増加している。パリ協定成立以降、低炭素化を求める声は高まっており、大幅な温暖化対策が求められる。ドイツやスペインなど再生可能エネルギーを大量に導入した国でもCO2削減が思うほど進んでいないことには留意が必要だ。

 放射性廃棄物の処分や廃炉を進める上でも必要な技術・人材の維持も必要だ。原子力をなくすことで生じるこれらのリスクについて、法案はほとんど言及していないし、当面原子力を利用するならどうやって安全性を高め、国民生活に対し貢献させるかの視点は一切ない。

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