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【脱「災害弱者」 共に助かるインクルーシブ防災】(上)当事者の視点を生かす

「障害者防災リーダー養成講座」で、被災地障害者センターのロールプレイを行う参加者ら=2月7日、横浜市 (松田麻希撮影)
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 「障害者は主体的に動ける」

 「行政の物言いで一番腹が立つのは、障害者が保護される存在という言い方をすること。障害者はもっと主体的に動ける」

 被災地の障害者支援を20年以上続けてきたNPO法人「ゆめ風基金」(大阪市東淀川区)の事務局長、八幡隆司さん(60)は、2月に横浜市で開催された障害者防災リーダー養成講座で、こう言い切った。ゆめ風基金は、阪神大震災での障害者救援を目的に平成7年に発足し、新潟県中越地震(16年)や東日本大震災(23年)、熊本地震(28年)など各地の災害で、障害者の支援を行ってきた。

 「耳が聞こえずサイレンに気づけない」「車いすで高台に自力では移動できない」といった避難時だけでなく、「一般の避難所の設備では車いすで過ごせない」「(発達障害で)知らない人が多い場所ではパニックに陥ってしまう」など、障害者は避難生活でも困難に直面する。

 自力での避難が困難な「避難行動要支援者」を把握するための名簿作りなどが各自治体で進められているが、有事の際に有効に機能するかは未知数だ。八幡さんは「常日頃から、障害者が地域の人と関わりを持ち、災害時に助けを得たり、避難生活を進めやすくするのが大事」と話し、障害者が平時から主体的に防災に取り組む重要性を訴えた。

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