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陳小魯氏が死去 文革反省機運広める

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陳小魯氏が死去 文革反省機運広める

 【北京=西見由章】中国の軍長老で副首相や外相も務めた陳毅の息子、陳小魯氏が2月28日、海南省三亜の病院で死去した。71歳。中国メディアによると、死因は心筋梗塞。文化大革命時に紅衛兵だった陳氏は2013年、自身が当時批判してきた教師らに公開の場で謝罪し、文革を反省する機運を社会に広めた。

 父が習仲勲元副首相の習近平国家主席とは同じ党幹部子弟の太子党メンバーでありながら、陳氏は言論統制や権力集中を強める習指導部の手法に批判的な立場をとっていた。国家主席の任期を撤廃する憲法改正が事実上決まり、毛沢東時代の個人崇拝が復活するとの懸念が社会の一部で高まる中、陳氏の主張は改めて注目を集めそうだ。

 陳氏は文革初期に紅衛兵の組織から離脱し陸軍で勤務。駐英副武官などを務めた後、複数の投資ファンドを経営するビジネスマンとして成功した。

 一方、陳氏は先月中旬に詐欺と横領の罪で起訴された保険大手「安邦保険集団」の呉小暉前会長との密接な関係が報じられ、乱脈経営を理由に金融当局の管理下に入った同社の運営にも関与していたとされる。

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