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皇太子さま58歳 ご会見全文

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皇太子さま58歳 ご会見全文

記者会見される皇太子さま=21日午後、東京・元赤坂の東宮御所(代表撮影) 記者会見される皇太子さま=21日午後、東京・元赤坂の東宮御所(代表撮影)

 昨年は、陛下の名代としてアジア冬季競技大会の開会式に出席しましたが、少しでもお役に立つことがあれば、喜んでできる限りのお手伝いをしてまいりたいと思います。両陛下には、今後とも、くれぐれもお体を大切になさり、末永くお元気でいらっしゃることを心よりお祈りしております」

 --次代の象徴天皇としての抱負についてお伺いします。殿下はこれまでも「時代に即した新しい公務」についての考えを語られてきましたが、新しい時代の天皇、皇后の在り方をどのようにお考えでしょうか

 「象徴天皇、そして、公務の在り方については、これまでも陛下が繰り返し述べられていますように、また、私自身もこの場でお話ししていますように、過去の天皇が歩んでこられた道と、そしてまた、天皇は日本国、そして日本国民統合の象徴であるという憲法の規定に思いを致して、国民と苦楽を共にしながら、国民の幸せを願い、象徴とはどうあるべきか、その望ましい在り方を求め続けるということが大切であると思います。

 そして、そのためには、普段の活動の中で、できるだけ多くの人々と接する機会を作ることが大切であると思います。そういう考え方は変わっておりません。陛下がおことばの中で述べられたように、『時として人々の傍らに立ち、その声に耳を傾け、思いに寄り添うこと』が大切であり、私も雅子と共に行った被災地視察や地方訪問の折には、なるべく多くの国民の皆さんとお話しができればと思い、これらの機会を大切にしてまいりました。そして、今後とも、そのように心掛けていきたいと思います。

 新しい時代の天皇、皇后の在り方ということについては、冒頭にも述べたとおり、両陛下も大事にされてきた皇室の長く続いた伝統を継承しながら、現行憲法で規定されている『象徴』としての天皇の役割をしっかりと果たしていくことが大切だと考えています。そして、象徴としての在り方を求めていく中で、社会の変化に応じた形でそれに対応した務めを考え、行動していくことも、その時代の皇室の役割だと思います。『時代に即した新しい公務』についても、この点を述べたものであり、将来にわたり生じる日本社会の変化に応じて公務に対する社会の要請も変わってくることになると思いますし、そういった社会の新しい要請に応えていくことは大切なことであると考えております。以前、私は、水の問題や環境問題、子どもや高齢者を取り巻く状況などに触れましたが、それらに限らず、今後も、新たな公務に対する社会の要請は出てくると思いますので、そうした公務に真摯に取り組んでまいりたいと思います。

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