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現代俳句をリード 俳人の金子兜太さん死去 98歳

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現代俳句をリード 俳人の金子兜太さん死去 98歳

俳人の金子兜太さん=平成26年 俳人の金子兜太さん=平成26年

 現代俳句を牽引(けんいん)してきた俳人、金子兜太(かねこ・とうた)さんが20日、急性呼吸促迫症候群のため死去した。98歳。葬儀・告別式は近親者のみで行う。後日、お別れの会を開く予定。喪主は長男、眞土(まつち)氏。

 大正8年、埼玉県生まれ。旧制水戸高校在学中から本格的に俳句作りを始め、東京帝大経済学部時代は加藤楸邨(しゅうそん)に師事した。父親も俳人の金子伊昔紅(いせきこう)。昭和18年に卒業後、日本銀行に入行したが翌年、海軍主計中尉として西太平洋・トラック島へ派遣され、九死に一生を得た。戦後は季語のない無季の句や、社会性や時代性を盛り込む社会性俳句などに取り組み、前衛俳句運動の先頭に立った。

 31年には第5回現代俳句協会賞を受賞。俳誌「海程(かいてい」を37年に創刊し、のちに主宰。現代俳句協会長や同名誉会長を歴任した。63年に紫綬褒章。平成14年に句集「東国抄」で蛇笏賞、15年、芸術院賞を受賞。20年に文化功労者。22年菊池寛賞。

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