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【健康カフェ】(115)糖尿病 合併症で足切断も…毎日チェックを

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【健康カフェ】
(115)糖尿病 合併症で足切断も…毎日チェックを

 70代男性が「半年前から足に力が入りにくく、階段の上り下りが難しい」と受診しました。10年前に糖尿病と診断された男性は、別の内科で治療を受けていたのですが、その主治医からの紹介です。

 糖尿病の合併症には、視力の低下を起こす網膜症、腎機能を低下させる腎症の他に神経障害があります。神経障害の一般的な症状は両足のしびれや痛みです。

 糖尿病の病歴が長くなるにつれ神経障害も増え、糖尿病になってから25年以上の人では、半数に何らかの神経障害が見られます。神経障害は、体の中心から遠いところで、左右両側に出始める特徴があり、多くの人が両足の指や足の裏のしびれ・違和感を訴えます。神経障害が進行すると、両足に痛みを感じる人もいるし、感覚が鈍ってしまう人もいます。両手に同じような症状が出ることもあります。血圧や胃腸を調節する神経に障害が起こり、起立性低血圧や便通異常などの症状を訴える人もいます。

 糖尿病を長い間放置した結果、足にしびれや痛みが出ている人が、治療によって急激に血糖値が良くなると、しびれや痛みが悪化することがあります。「治療が逆効果だったのでは?」と心配する人もいますが、悪化は一時的なものであることが多く、長期的には血糖値が低い方が神経障害は進行しにくくなります。

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