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【話の肖像画】歌舞伎俳優・松本白鸚(5) これからも“見果てぬ夢”を

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 英米で芝居をしたとき、言葉の壁を思い知らされました。映画なら撮り直せますが、舞台は一度出たら2時間しゃべりっぱなし。日本人が世界進出する上で、言葉はネックです。ただ最近、一つの希望を感じたのは、たか子がディズニーアニメ「アナと雪の女王」の主題歌「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を日本語で歌った映像が、「言葉の響きがきれい」と世界中で視聴されたこと。日本語の美しさが、海外で受け入れられたのはうれしかった。

 〈襲名直前の昨年末、現代劇「アマデウス」のサリエリ役で29年度、優れた芸術活動を表彰する文化庁芸術祭賞大賞(演劇部門)受賞が決定。27年度も「ラ・マンチャの男」で同大賞を受賞しており、代表作を年々、深化させている〉

 振り返ると右は断崖絶壁、左は奈落の底という道を綱渡りしてきました。でも降りかかった運命から逃げず、歯を食いしばって生きてきた。苦しさを勇気に、悲しみを希望に変えたい。それをお客さまに見せるのが俳優だと思う。そういう心で、これからも白鸚としての人生を生きたい。それが白鸚としての、見果てぬ夢です。(聞き手 飯塚友子)=次回は落語家の春風亭一之輔さん

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