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【からだのレシピ】抗がん剤治療時の頭皮にも使用可能

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【からだのレシピ】
抗がん剤治療時の頭皮にも使用可能

新発売された頭皮ローション「HairRepro MEDIα」(右)と「スカルプガード pHコントロール 泡シャンプー&トリートメント」 新発売された頭皮ローション「HairRepro MEDIα」(右)と「スカルプガード pHコントロール 泡シャンプー&トリートメント」

 ■大分大とアデランス、ケアローション開発

 乳がんなどで抗がん剤治療を行う人の悩みの一つに脱毛だけでなく、頭皮がひりひりしたり、かゆみが出たりすることがある。このような人でも使うことができる頭皮ケアのローションが11日に発売された。患者には頭皮ケアの選択肢が増え、朗報となりそうだ。

 ローションには抗酸化作用の強い保湿成分「新規α(アルファ)リポ酸誘導体」が含まれているのが特徴だ。商品開発は大分大学医学部の猪股雅史教授(消化器・小児外科)らの研究がきっかけ。猪股教授らは抗がん剤と脱毛の関係について調べたところ、抗がん剤の副作用で頭皮の細胞に炎症が起き、同時に細胞が酸化などして脱毛するとのメカニズムを解明。頭皮のかゆみなどはこの炎症が原因ということを突き止めた。

 新規αリポ酸誘導体はもともと大分大が研究開発に取り組んできた成分であることから、頭皮ケアに応用し、最適な濃度や配合物質の組み合わせを探った。その結果、炎症によるひりひり感やかゆみの抑制が確認された。

 猪股教授は「これまで臨床現場で多くのがん患者さんの悩みに接してきた。今回はそうした声に寄り添うような研究ができたのではないか」と話している。

 新規αリポ酸誘導体を含んだ頭皮ローションは「HairRepro MEDIα」としてアデランス(東京)が共同開発し、発売。「保湿力を高めるためコラーゲンやヒアルロン酸を配合した。液だれしにくく、ジェルタイプで、頭皮だけでなく脱毛後の眉にも使える」(同社)としている。

 170ミリリットル入り6900円(税別)で、アデランス直営の病院内ヘアサロンで取り扱っている。

 同社ではこれに先立ち、抗がん剤治療を行っている患者でも使える、泡立ちやすく頭皮への刺激も和らげた「スカルプガード pHコントロール 泡シャンプー&トリートメント」を発売するなど患者のニーズを積極的に取り入れた商品を発表している。

 問い合わせは同社(電)03・3350・3268。

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