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シニア世代の医療保険見直し 一時金給付型がトレンド 治療計画立てやすく

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シニア世代の医療保険見直し 一時金給付型がトレンド 治療計画立てやすく

入院時に一時金が給付される主な医療保険 入院時に一時金が給付される主な医療保険

 厚生労働省の調査によると、8年に33・5日だった退院患者の平均在院日数は年々短くなり、28年には16・2日と半減している。

 ファイナンシャルプランナーの加藤梨里氏は「入院期間の短期化で、日額給付型では満足のいく保険金を得られないと考える人が増えているほか、一時金給付型では入院時に支払われる額をあらかじめ把握できるため治療計画が立てやすいというメリットもある」と指摘する。

 一時金給付型の医療保険を契約した無職の男性=神奈川県平塚市=は「病気で入退院を繰り返すこともあるだろうから、入院費用としてまとまった一時金が受けられるのは分かりやすい」と話す。

 60、70代では、現役時代から契約してきた生命保険に付与された医療保障の期限が切れ、保険を見直す人も多く、保険会社にとっても一大市場になっている。

 シンプルな商品も

 保険会社ごとに商品設計を工夫し、多様なニーズに応えている。たとえば、朝日生命保険(千代田区)の「スマイルメディカルNEXTα」は、日額と一時金を併せて給付する手厚い保障内容になっている。手術や放射線治療時にも保険金給付を受ける場合、給付額を日額5千円、一時金15万円に設定すると、60歳の男性の保険料は9945円。

 広報の林知樹さんは「入院が長期間になった場合でも、安定的に保障できるのが強み」と話す。

 一方で、シンプルな設計の保険も人気だ。

 第一生命グループのネオファースト生命保険(品川区)が昨年11月に発売した「ネオdeいちじきん」は入院時に最高10万円が給付される。手術や放射線治療には対応していないが、60歳の男性(一時金10万円コース)の保険料は月3285円とリーズナブルに抑えられている。

 楽天生命保険(世田谷区)が販売している「楽天生命ピンポイント」も入院時に10万円の給付にしぼった設計で、60歳の男性で保険料は月3510円。広報の眞利子聖乃さんは「すでに加入している医療保険に上乗せする気分で、融通の利く使い方もできる点が特徴」と話している。

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