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コメ農家「長粒米」に活路 埼玉・川越の米穀店と佐賀県がコラボ

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コメ農家「長粒米」に活路 埼玉・川越の米穀店と佐賀県がコラボ

国産長粒米「ホシユタカ」に取り組む、佐賀県伊万里市の生産者ら(JA伊万里提供) 国産長粒米「ホシユタカ」に取り組む、佐賀県伊万里市の生産者ら(JA伊万里提供)

 コメの国内需要が落ち込む中、埼玉県川越市の米穀店の提案を受け、佐賀県が国産品が希少な「長粒米」の生産に取り組んでいる。チャーハンやパエリアといった料理に適した「ホシユタカ」という品種で、農家の収入増につなげようと栽培を本格化させた。将来的な輸出を目指しており、2020年の東京五輪・パラリンピックでの提供も模索している。

「国産で食卓を豊かに」

 「ホシユタカは市場の隙間に入っていける。コメ農家の厳しい経営状況を打開できるかもしれない」。佐賀県伊万里市で生産者グループの代表を務める金子友洋さん(55)はこう話す。平成25年の生産開始時から栽培面積が広がり、29年は約3・5ヘクタールで約12トンを収穫した。

 ホシユタカは、日本のコメと海外で広く食べられている長粒米を掛け合わせた国産種で、うま味を残しつつ粘り気が少ないのが特長。ただ稲が長く倒れやすいといった難点もあり、近年は栽培が下火になっていた。

 復活を仕掛けたのは、埼玉県川越市の米穀店「金子商店」の金子真人社長(45)だ。中国でチャーハンの味に感動したのがきっかけで「国内で作れればもっと食卓が豊かになる」と行政と生産者の協力態勢が整っていた佐賀県に長粒米の栽培を提案。ブランド米育成を目指していた佐賀県は、24年に7品種を試験栽培した上で食感や味が優れていたホシユタカを選んだ。

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