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JR田端駅線路脇の金魚もう見納め? 「鑑賞池」石垣工事で立ち退きへ

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JR田端駅線路脇の金魚もう見納め? 「鑑賞池」石垣工事で立ち退きへ

JR田端駅の線路脇にある「鑑賞池」=12日、東京都北区 JR田端駅の線路脇にある「鑑賞池」=12日、東京都北区

 JR田端駅(北区)の線路脇に、金魚が泳ぐ小さな人工の池がある。初めて見る人は「なぜこんな場所に」と思ってしまうが、「鑑賞池」と名付けられ、国鉄時代から乗客に親しまれてきた。だが、すぐそばの古い石垣の工事が今月中にも始まるのに伴い、池は壊され、金魚は見納めとなる可能性が出てきた。

 田端駅の京浜東北線が走る1番線沿いには石垣があり、池は、線路と石垣との間の狭い場所にある。JR東日本によると、幅約240センチ、奥行き約100センチ、高さ約40センチのコンクリート製。多くの電車が走る騒々しい中で現在、金魚6匹が悠然と泳ぐ。

 石垣の工事は耐震が目的だ。のり面に穴を開け、セメントや鉄筋を入れ補強する。池に何らかの影響が出る恐れがあり、JR東は、少なくとも工事終了まで金魚を別の場所に移すことを決めた。その後どうするかは未定だが、池自体をなくす可能性もあるという。

 そもそも池はなぜ、いつからあるのか。昭和45年ごろ、駅員だった小林滉さん(85)=埼玉県鴻巣市=が、高い石垣の下が暗く、少しでも明るくしようと自費で作ったことにさかのぼる。

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