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静岡県知事、浜岡原発の再稼働に否定的「使用済み核燃料の処理方法が決まらない限り動かせぬ」

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静岡県知事、浜岡原発の再稼働に否定的「使用済み核燃料の処理方法が決まらない限り動かせぬ」

中部電力浜岡原発の防潮堤を視察する静岡県の川勝平太知事(右から3人目)=10日午後、静岡県御前崎市 中部電力浜岡原発の防潮堤を視察する静岡県の川勝平太知事(右から3人目)=10日午後、静岡県御前崎市

 静岡県の川勝平太知事は10日、御前崎市の中部電力浜岡原発の再稼働について、「(同原発にたまっている)使用済み核燃料の処理方法が決まらない限り動かせない」と否定的な見方を示した。同原発の防潮堤などを視察後、記者団の取材に答えた。

 中部電によると、使用済み核燃料を金属容器に入れ、原発内で保管する「乾式貯蔵」施設について平成30年度中の運用開始を目指していたが、遅れる見通しとなっている。

 川勝知事は「(施設を)どういう方法で造るか決まっていない。きっちりやらないと動かせないだろう」と述べた。

 知事はこの日、南海トラフ巨大地震の津波に備えて建設された海抜約22メートルの防潮堤や、中部電が再稼働を目指している4号機の原子炉建屋内などを確認。中部電の勝野哲社長らに、安全対策について「できることを全てやられ、安全度が飛躍的に高まっているという印象を持った」と話した。

 浜岡原発は1、2号機が21年に運転を終え、廃炉作業中。3~5号機は、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故後の23年5月、政府の要請を受けて運転を停止した。3、4号機は再稼働のため原子力規制委員会の審査を受けている。

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