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【話の肖像画】公明党元代表・神崎武法(3) 腹をくくった「森降ろし」

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【話の肖像画】
公明党元代表・神崎武法(3) 腹をくくった「森降ろし」

自自公3党の連立合意文書に小沢一郎氏(前列左)、小渕恵三氏(同中央)とともに署名=平成11年10月 自自公3党の連立合意文書に小沢一郎氏(前列左)、小渕恵三氏(同中央)とともに署名=平成11年10月

 〈12年に自民党と連立を組んでいた自由党が離脱。小渕首相が倒れた〉

 4月ですね。3党首会談をすることになりました。激しくやり合い、ついに小渕さんと小沢(一郎自由党党首。現同党代表)さんと2人きりで話すことになった。20分くらいで出てきて、自由党との連立解消を発表された。2人が何を話したのか今も分かりません。小渕さんは私に、「これまで公明党は誠心誠意やってくれた。これからもよろしく」と言われました。それが私の聞いた最後の言葉でした。あんな展開になるとは思いもよりませんでした。

 〈後継の森喜朗政権は密室で決まったとされ、当初から支持率は低迷していた〉

 13年夏に参院選を控えており、また負けるようなことがあってはいけないと思いました。自民党内も危機感は共有しているのに、誰も動こうとしない。仕方なく、私が表に出て「森降ろし」の流れを作るしかないと思いました。

 〈13年2月にハワイ沖で教育実習船が米潜水艦に衝突され、沈没する「えひめ丸」事件が発生〉

 森首相の危機管理対応を批判し、退陣すべきだという発信を始めました。「森降ろし」の流れを加速させようと連日、記者懇でも言いました。産経新聞にも随分書いていただき、自民党内も呼応する動きが出てきて、予算成立後に辞任されました。森さんが辞めなければこっちが辞めるしかないと腹をくくってやったことでした。(聞き手 佐々木美恵)

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