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沖縄海底に「漱石海嶺」 文豪から命名34件 国際会議で承認

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沖縄海底に「漱石海嶺」 文豪から命名34件 国際会議で承認

 国際水路機関(IHO)とユネスコ政府間海洋学委員会(IOC)が共同で設置する国際会議「海底地形名小委員会」(SCUFN)は4日、沖縄南方の海底地形などに、日本が申請した「漱石海嶺(かいれい)」や「太宰海嶺」「龍之介海山」など文豪にちなんだ名前を含む34件を承認したと発表した。

 海上保安庁によると、SCUFNの基準では、海底地形には文豪のほか、作曲家、草花、天文、元号などに関連した名前を付けることが可能だという。

 文豪にちなむ名前は、平成12年に作成された海保の報告書の担当に読書家の職員がいたのがきっかけ。職員は発見・調査した海山に仮称として、鉄幹、康成などと命名した。これらは25、26年に承認された。

 日本は今回、74件を提案し36件が審議された。鉄幹海山の隣に妻の(与謝野)晶子海山が認められたほか、子規海山、芭蕉海山なども承認され、一帯の海山群は「文豪海山地形区」と名付けられた。

 韓国は4件が承認され、うち2件の申請書類に海域を「東海」と記載。IHO基準の公式名「日本海」を使っていないとして、日本の代表団が昨年10月の審議の際に抗議した。

【用語解説】海底地形

 海底から1千メートル以上の高さがある海中の円錐地形は「海山」、細長く続く高い地形は「海嶺」と呼ぶ。海山より小さい場合、丸い輪郭は「海丘(かいきゅう)」、いびつであれば「海陵(かいりょう)」になる。海底火山の活動や海底プレートのひずみが関係しているものがある。

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