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野生へ羽ばたけ トキ放鳥 「生息数の増加で行動範囲が広がっている」
新潟県・佐渡島で国の特別天然記念物のトキ10羽が佐渡島に放たれ、来秋で10年。毎年春と秋の放鳥に自然繁殖の個体も加わり、今では290羽余りに増えた。
佐渡とき保護会副会長の土屋正起さんは「生息数の増加で行動範囲が広がり、新しいエサ場を次々と見つけ出している」と話す。
環境省は平成32年頃に佐渡島全域で220羽のトキの定着(1年以上の生存)を目指してきたが、来年中の達成は確実とされる。