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難治性の食道がん治療 QOL向上させる新手術法

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難治性の食道がん治療 QOL向上させる新手術法

 自覚症状がないため早期に見つかりにくく、治療後も再発や体の不調に悩むなど難治性とされる食道がんだが、内視鏡検査の進歩や新手術法の登場で治療の成果が向上している。高齢社会で食道がんの増加も予想される中、早期に適切な治療を受ければ、その後も生活の質(QOL)を十分に保てる可能性が出てきた。(坂口至徳)

 ◆熟練した手技必要

 食道がんの患者数は大腸がんや胃がんより少なく、国立がん研究センターの予測(平成29年)では男性1万9200人、女性3500人と、男性が5倍以上多い。日本人の場合、喫煙や飲酒が原因の扁平(へんぺい)上皮がんというタイプが90%を占める。アルコールの代謝に必要な酵素が不足する遺伝子型、つまり飲酒すると赤ら顔になる人は、アセトアルデヒドという発がんに関わる物質が蓄積するので要注意とされる。

 がん病巣は、食道の内側表面の粘膜に生じ、次第に下層に広がる。膨らむと食道の壁を突き抜けて周囲の大動脈や気管などに侵入する。大腸がん、胃がんより転移しやすく、リンパ節や肝臓などに新たながん病巣をつくる。

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