産経ニュース

【書評】週刊誌連載のエッセイ、1年分を1冊に 『忘れる女、忘れられる女』酒井順子著

ライフ ライフ

記事詳細

更新

【書評】
週刊誌連載のエッセイ、1年分を1冊に 『忘れる女、忘れられる女』酒井順子著

忘れる女、忘れられる女(講談社、酒井順子著) 忘れる女、忘れられる女(講談社、酒井順子著)

 バス車内で座りっぱなしの学生とは対照的に、高齢者が別の高齢者や妊婦に席を譲る場面を「老老(妊)譲渡」と呼び、日本の未来を予測する。独身の小池百合子・東京都知事誕生には「妻に任せてきた男性知事より、子育て対策はマシなのでは」と言い切り、北海道や広島への旅では、地方創生を考える…。

 独特な視点で社会を観察するエッセイストによる12年以上続く週刊誌連載の、今夏まで1年分をまとめた。おもな読者である大人の男性を意識してか、際どい物言いも散見されるが、窮屈な世の中を笑い飛ばす味付けになっている。(講談社・1300円+税)

「ライフ」のランキング