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宮城の旧女川交番を震災遺構として保存へ メモリアル公園も整備 32年の完成目指す

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宮城の旧女川交番を震災遺構として保存へ メモリアル公園も整備 32年の完成目指す

 東日本大震災の震災遺構として保存する整備方針案がまとまった旧女川交番=10日、宮城県女川町  東日本大震災の震災遺構として保存する整備方針案がまとまった旧女川交番=10日、宮城県女川町

 宮城県女川町の旧女川交番を東日本大震災の震災遺構として保存する整備方針案がまとまり、女川町議会は15日、設計などの関連費用を盛り込んだ平成29年度一般会計補正予算案を全会一致で可決した。メモリアル公園として整備し震災当時のまま横倒しの状態で保存する。町は32年7月までの完成を目指し、今後、具体的な設計計画の作成に着手する。

 方針案によると、旧交番の外周を約5メートルかさ上げしてスロープを設置し、壁面に復興の道のりを伝える写真やパネルを展示する。高低差ができるため、安全対策としてスロープには落下防止柵を設ける。整備費は約4千万円で、国の復興交付金の申請を検討する。

 10日には現地で町民説明会が開かれ、震災前、付近に自宅があった朝倉敬悦さん(66)は「町が復興する中、このまま残すことには意義がある。倒れたままの建物を見れば津波の恐ろしさが伝わる」と話した。

 旧交番は昭和55年に建設された鉄筋コンクリート2階建てで、震災の津波で倒壊。交番は今年9月、JR女川駅前に再建された。

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