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【クローズアップ科学】
金井宣茂さん17日に宇宙へ 「武士道精神のサムライ」 潜水医学が専門、あだ名は「ニモ」
宇宙飛行士の金井宣茂さん(41)の初飛行が、いよいよ17日に迫った。海上自衛隊出身の医師で、武道をたしなむことでも知られる金井さん。周囲は「物静かだが、秘めた情熱を持つ人」とその魅力を語る。
金井さんが搭乗するロシアのソユーズ宇宙船は日本時間17日午後4時21分、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられる。改良型「ソユーズMS」の7号機に米露の飛行士と3人で乗り込み、国際宇宙ステーション(ISS)に向かう。約4カ月滞在し、来年4月中旬ごろに同じソユーズで地球に帰還する予定だ。
金井さんは平成21年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の飛行士に選ばれた。潜水医学が専門で、海自時代はダイバーや潜水艦乗組員らの健康管理に携わった。このため米露の飛行士からは、アニメ映画の主人公の魚の名にちなんで「ニモ」のあだ名で親しまれている。
金井さんは「宇宙は飛行士だけのものではなく、もっといろいろな人が利用すべき場所だ。次世代がどんどん参加するようユニークな体験を伝えたい」と話す。
金井さんは今年11月、ソユーズ宇宙船に搭乗するための最終試験に無事合格。月末にモスクワ郊外のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで開かれた会見には紋付きはかま姿で登場し、関係者を驚かせた。JAXAによると、会見に和装で臨んだ飛行士は初めてだ。
母校の東邦大東邦高校(千葉県習志野市)で担任だった平山顕さん(52)は「いかにも金井らしい」と感慨深げに語る。








