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【健康カフェ】(106)隠れ脳梗塞 認知症と関係? 持病の管理を

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【健康カフェ】
(106)隠れ脳梗塞 認知症と関係? 持病の管理を

 糖尿病で通院する70代女性が先日、脳ドックを受けました。大きな問題はなかったのですが、「大小さまざまな隠れ脳梗塞がある」と言われ、ショックを受けたそうです。

 「隠れ脳梗塞」という病名はなく、一般的には症状のない「無症候性脳梗塞」を指しているようです。手足のしびれやまひなどいわゆる脳梗塞の症状が出たことはないものの、MRI(磁気共鳴画像装置)のような画像検査によって脳梗塞を起こした跡が見つかるというものです。

 それほど太くない脳血管が詰まることで起こる脳梗塞では、脳梗塞を起こした範囲の広さと、まひなどの症状の重さとは基本的には関係ありません。隠れ脳梗塞として見つかる跡は大きいものから小さいものまでさまざまです。

 ただ、症状がなく、梗塞の跡が小さいからといって侮れません。微小な脳梗塞は脳の非常に細い血管が詰まることにより起こります。詰まった血管が細くても、その周囲の神経細胞が死んでしまいますし、脳からの信号が伝わりにくくなることもあります。こうしたことが脳のあちこちで繰り返し起こると、脳の細胞自体や神経同士のつながりが壊れていきます。これが後に認知機能が衰える原因になると考えられています。

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