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カザフ元抑留者、阿彦哲郎さんが来日へ 半生描いた劇、東京で公演

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カザフ元抑留者、阿彦哲郎さんが来日へ 半生描いた劇、東京で公演

阿彦哲郎さん(左)と妻エレーナさん=2016年、カザフスタン・アスタナ(アウエゾフ記念国立アカデミードラマ劇団提供・共同) 阿彦哲郎さん(左)と妻エレーナさん=2016年、カザフスタン・アスタナ(アウエゾフ記念国立アカデミードラマ劇団提供・共同)

 第2次大戦後に旧ソ連の中央アジア・カザフスタンで抑留され、今も現地で暮らす阿彦哲郎さん(87)の半生を同国の劇団が舞台化した劇の東京での公演に合わせ、阿彦さんが今月中旬に来日する。阿彦さんは「私が体験したことを日本の若い人に知ってもらいたい」と話している。

 阿彦さんは1930年、当時の樺太(現ロシア・サハリン州)生まれ。45年8月にソ連が対日参戦した後も樺太にとどまり、48年に突然逮捕。各地の収容所を転々とし、カザフスタン中部カラガンダ州の収容所に移った。独裁者スターリンの死去翌年の54年に解放され同州アクタス村で家族を築いた。長期にわたる抑留生活では銅採掘など重労働を課せられた。黒パンと野菜スープの配給だけで空腹をしのぐ毎日。30キロほどにやせ衰えた。

 阿彦さんの半生を描いた「アクタス村の阿彦」は、カザフスタンのアルマトイを拠点とするアウエゾフ記念国立アカデミードラマ劇団が演じる。東京公演は12月21、25日に赤坂区民センターで行われる。(共同)

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