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【びっくりサイエンス】絶滅生物は生きていた 植物、昆虫、魚…喜んでばかりいられない

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【びっくりサイエンス】
絶滅生物は生きていた 植物、昆虫、魚…喜んでばかりいられない

79年ぶりに開花した「シマクモキリソウ」(国立科学博物館提供) 79年ぶりに開花した「シマクモキリソウ」(国立科学博物館提供)

 飼育個体はロードハウナナフシとよく似ていた。しかし、豪国立昆虫コレクションの博物館に所蔵されているロードハウ島のナナフシに比べると体が細いほか、後ろ脚のとげが小さいなどの違いがあり、同じ種かどうか議論が続いていた。

 研究チームは決着をつけるため、小島で採取したナナフシと博物館の標本の両方から、細胞内小器官のミトコンドリアのDNAを採取して比較した。その結果、相違は1%以下と判明。小島で見つかったのはロードハウナナフシだったと結論づけた。

 アレクサンダー・ミケェエヴ沖縄科学技術大学院大准教授は「この生きものを永久に失ってしまっていなかったことは幸運だった。だが、これはめったに起こることではない。たった一そうの難破船が島の動物相を大きく変えてしまうほど、生態系はもろいのだ」と指摘する。

環境DNAで解明

 秋田県立大、神戸大などの研究チームは今年11月、水中の生物から流出した微量のDNAを調べる環境DNA分析という最新の技術を駆使して、秋田県の雄物川では絶滅したとみられていた淡水魚「ゼニタナゴ」の成魚を11年ぶりに発見したと発表した。

 ゼニタナゴは、全長8センチ程度の日本固有のタナゴ属の魚で、タナゴ属としては例外的に、秋にタガイなどの二枚貝に産卵する。

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