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政府、有人月探査を検討 米国の基地構想への参加念頭

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政府、有人月探査を検討 米国の基地構想への参加念頭

月の表側の「マリウス丘」にある直径約50メートルの縦穴。月観測衛星かぐやが撮影した(JAXA提供) 月の表側の「マリウス丘」にある直径約50メートルの縦穴。月観測衛星かぐやが撮影した(JAXA提供)

 政府は1日、有人月探査の検討に着手する方針を決めた。米国が2020年代に建設を構想する月基地や、国際協力での月面着陸に参加する可能性を探る。文部科学省の有識者委員会が今後の宇宙探査に関する報告書案に明記した。政府の宇宙政策委員会も同日、同様の方針をまとめる。

 日米などが参加する国際宇宙ステーション(ISS)は24年にも運用を終える。米航空宇宙局(NASA)は後継の有人活動として、月の上空を周回する基地の建設を構想し、日本に参加を求めている。NASAは月基地を中継拠点として、30年代に有人火星飛行の実現を目指している。

 文科省の有識者委員会は国際宇宙探査の基本方針案に「月基地構想への参画や国際協力による着陸探査を念頭に、計画を具体化するよう検討を進めるべきだ」と記載した。宇宙政策委員会も宇宙基本計画の工程表案に同様の方針を盛り込み、年内に宇宙開発戦略本部で決定する。

 米国の月基地構想についてはロシアの宇宙開発公社が今年9月に協力を表明。日米は先月の首脳会談で宇宙探査の協力推進で一致した。ISS以後の有人活動が各国の重要な政策課題となる中、政府はこうした情勢を受けて検討に着手する方針を決めた。

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