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【健康カフェ】(105)風邪の季節 急な気温低下と乾燥に注意

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【健康カフェ】
(105)風邪の季節 急な気温低下と乾燥に注意

 高血圧で通院している70代女性が風邪で受診しました。早く治そうと、スチーム吸入器でのどを湿らせたり、ビタミンCの錠剤を飲んだりしているそうです。また、「風邪を悪化させるからお風呂も我慢している」と言います。

 冬になると風邪やインフルエンザが流行するのは、気温と湿度が大きく関係しています。

 徴兵制度のあるフィンランドで、寒冷地での演習を行う軍隊で風邪やインフルエンザがどのように流行するかを調べた研究が2014年と16年に報告されました。これによると、風邪・インフルエンザとも、3日続けて気温が下がり、空気が乾燥すると感染者が急に増えていました。詳しくみると、気温が1度下がるごとに、インフルエンザは11%、風邪は8%、感染者が増えました。ただ、気温が零下10度以下とあまりに寒過ぎる場合は、どちらも感染者が増えませんでした。

 呼吸器感染症は、気温が零度かそれより少し低いときに最も多くなるとされます。インフルエンザも、5度から零下10度での感染が74%を占めることが報告されています。これは、インフルエンザウイルスが零度前後で増殖しやすいことに加え、冷たく乾いた空気を吸い込むことで気道の防御機能が低下し、ウイルスや細菌が侵入しやすい状態になることが関係しているようです。

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