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【書評】『本当は怖い日本のことわざ』出口汪監修

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【書評】
『本当は怖い日本のことわざ』出口汪監修

 「白羽の矢が立つ」「一敗地に塗(まみ)る」「断腸の思い」「塗炭の苦しみ」…。日頃、何げなく使っていることわざや慣用句も、起源をさかのぼると、“恐怖”の側面を発見することがあるという。

 たとえば冒頭の「白羽の…」は、自然災害など神の怒りを鎮めるためのいけにえに選ばれること、「一敗…」は、「戦死者の内臓が地面に散らばり、泥にまみれるほどの完敗」というすさまじさだ。

 本書では81のことわざを収録。死や呪い、地獄・鬼などにまつわり、字面だけでも怖いことに改めて気づく。ことわざにちなんだニュースや現象などの考察も楽しめる。(宝島社・650円+税)

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