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【健康カフェ】(102)ステロイド 使い方を間違えなければ大変優れた薬

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【健康カフェ】
(102)ステロイド 使い方を間違えなければ大変優れた薬

 ステロイドは体内の副腎皮質で作られるホルモンで、強力に炎症を抑える作用があります。体内で常に作られていますが、感染症などの病気にかかると、作る量を増やして体が炎症に負けないよう反応します。その一方で、免疫力を落とす作用もあります。

 ステロイドはさまざまな病気の治療に使われています。ただ、長期間にわたって多い量を使用すると、血糖値の上昇や骨がもろくなるなどの副作用が出るため、注意して使う必要があります。こうした副作用があることから「強力で恐ろしい薬」と思っている人も多いのですが、使い方を間違えなければ大変優れた薬といえます。

 この研究では風邪による喉の痛みに「ステロイドが効果があるかもしれない」という結果でしたが、逆の結果が出た研究もあります。こうしたことからステロイドを風邪の喉の痛みに使うには、まだ時期尚早といえるでしょう。

 風邪のときは無理せず安静にする。これが一番の治療法であることは今後も変わらないでしょうが、「それができれば苦労はしない」という声も聞こえてきそうです。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

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