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地球の歴史 しま模様に 萩市・須佐ホルンフェルス

「須佐ホルンフェルス」を代表する景観の畳岩。高さ約15メートルの断崖に黒と灰白色のしま模様が鮮やかだ=山口県萩市 「須佐ホルンフェルス」を代表する景観の畳岩。高さ約15メートルの断崖に黒と灰白色のしま模様が鮮やかだ=山口県萩市

 青く抜ける空と紺碧(こんぺき)の日本海に黒と灰白色のしま模様が映える。荒波をうけて立つ巨大な断崖が圧倒的な存在感を放つ。

 日本海に面した険しい地形が続く山口県北部の萩市。北長門海岸国定公園の北端に「須佐ホルンフェルス」と呼ばれる景勝地がある。

 その中でも人気の観光スポットが、須佐湾にそびえる畳岩だ。高さ約15メートルの断崖で、灰白色の砂岩と黒い頁岩(けつがん)の層が織りなす独特の模様が、見る者を魅了する。

 ホルンフェルスとは、砂岩などの堆積岩が高温のマグマに触れて性質が変化した岩石。ドイツ語で「角の岩」の意味で、硬く緻密な組織をもち、割るとガラスのように角ばって割れることから名付けられた。

 「ホルンフェルスはしま模様のことではなく、温度や圧力の影響を受けた変成岩のこと」と萩市須佐総合事務所の寺戸宏宣さん(39)は話す。誕生したのは1650万年前とされる。

 萩市は、吉田松陰や高杉晋作など幕末から明治にかけて活躍した人物を輩出しているが、そのはるか昔の地殻変動の跡も残る。畳岩の一帯は、地球の歴史を感じることができる自然に恵まれた地域で、平成19(2007)年、日本地質学会などが選定する「日本の地質百選」に選ばれている。

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